2015年度ゲノム支援拡大班会議を京都で開催しました。

 2010年度から5年間の予定で始まったゲノム支援の活動が1年間延長され、今年も拡大班会議を8月27-28日に国立京都国際会館で開催しました。拡大班会議は、支援活動を担当するゲノム支援班員と公募で選ばれた支援課題の研究者が交流する場です。過去5年間(2010〜2014年度)に公募支援課題に採択された研究者の方々に加えて、本年度採択されたばかりの74件の公募支援課題の方々にも参加を呼びかけました結果、298名の研究者の参加となりました。ゲノム解析技術を横串に、様々な分野の生命科学研究者と情報解析研究者が集う会議となりました。例年通り、若手の共同研究者一名の旅費をゲノム支援で負担することとし、若手研究者の活性化や異分野との交流を通じてのゲノム科学の裾野拡大と新規潮流の開拓を目指しました。

DSC00846 公募支援課題と情報解析支援班からのポスター発表は176題となりました。毎回行っている、スライドを用いた前年度採択課題のポスター紹介は、課題数が多かったために初めて採択された43名に限って行わなければならない状況でしたが、ポスターセッションの時間も含めて、活発な討論が展開されました。

 今回も、ホワイエに個別相談が出来るブースを4か所設置し、過去に支援を受けた課題の進捗確認、論文化の相談や、本年度採択課題に関する研究内容の相談・確認、解析サンプル調製方法に関する打ち合わせ等が行われました。

DSC00826 2日目は、支援側からの情報提供を行いました。まず最初に、支援活動で産出された解析データの公的データベース登録を促進するために、「ゲノム支援により産出された次世代シークエンサーデータ等の登録について」の説明を科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンターの担当者からしていただきました。次に、「ゲノム解析の最新動向」と題して、「ナノポアシークエンサー」「ハプロタイプフェージング 〜一塩基多型の寄せ集めから完全なハプロタイプ情報へ〜」「微量サンプルを用いた次世代シークエンサーによる解析」「Introduction of BioNano Irys System; Mapping the “Dark Matter” of Genome with Super Long Molecules」の発表を行いました。今回は、インターネットを介しての海外からの発表や、新規技術・解析機器の国内代理店の担当者に発表をお願いするなど、ホットな情報の提供に努めました。

 最後の全体討論では、支援依頼者からの要望をお聞きするとともに、支援側からも問題提起を行い、支援活動の新たなステージを展望する有益な意見交換を行いました。