ゲノムひろば2004 in 福岡

主催:文部科学省科学研究費特定領域研究ゲノム4領域(旧特定領域)

後援:福岡県、福岡市、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会

ゲノム談義

ヒトを含む100種類以上の生物のゲノム解読が完了し、ゲノム研究は基礎研究においても応用分野においても様々な方向へと展開し始めました。
「ゲノム談議」では、気鋭のオピニオンリーダーをゲストに迎え、最前線に立つ研究者を交えて、ゲノム研究の持つ時代的意義・社会的意義について闊達に語り合います。福岡会場のテーマは「社会から見たゲノム研究」。様々な方面で社会と接点を持つようになったゲノム研究は、研究の外側からみてどのような存在になっているのか。期待や不安にはどのようなものがあるのか。生命科学研究と関わりを持ちながらも外側の立場で研究を見つめておられるゲストの意見を聞きながら、社会の中のゲノム研究について考えます。(加藤 和人)

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パネリスト・プロフィール

鎌田 東ニ(京都造形芸術大学 芸術学部 教授)

1951年徳島県生まれ。國學院大學文学部哲学科卒。同大学院神道学専攻博士課程修了。 文学博士。京都造形芸術大学教授。専門は宗教哲学、日本思想史、民俗学、身体論。著書に「翁童論」「老いと死のフォークロア」「身体の宇宙誌」「宗教と霊性」「神道のスピリチュアリティ」ほか多数。昨年4月より、岡山大学大学院医歯学総合研究科社会環境生命科学専攻博士課程に学ぶ。

鎌田 東ニ
大岩 ゆり(朝日新聞社 科学医療部 記者)

1985年4月 朝日新聞社入社。津支局、ニュース週刊誌「AERA」編集部、政治部、月刊科学誌「サイアス」編集部の記者を経て2000年1月に大阪本社科学医療部記者、2002年9月に同部京都駐在となる。田中耕一氏のノーベル賞受賞はじめ、ヒトES細胞や免疫学などの取材に取組んだ。現在は東京本社科学医療部に所属。

大岩 ゆり
林 哲也(宮崎大学フロンティア科学実験総合センター/医学部感染症学講座 教授)

1958年長野県生まれ。1984年信州大学医学部卒業。医学博士。信州大学医学部助手、講師、助教授を経て、2000年宮崎医科大学医学部教授。2003年10月宮崎医科大学と宮崎大学との統合により宮崎大学フロンティア科学実験総合センター教授に転任(医学部感染症学講座教授兼任)。研究テーマは大腸菌O157など病原細菌のゲノム研究。

林 哲也
小原 雄治(情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 教授)

1951年京都生まれ。1974年京都大学理学部卒業、1979年名古屋大学大学院理学研究科博士課程中退。名古屋大学理学部助手、英国MRC分子生物学研究所客員研究員を経て1996年国立遺伝学研究所教授、2002年より同・副所長。2004年4月より、同・所長事務取扱。理学博士。1987年に大腸菌ゲノム地図を発表しゲノム研究の先駆けの一人となる。

小原 雄治

進行

加藤 和人(京都大学 人文科学研究所 / 大学院生命科学研究科 助教授)

1961年京都生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。ケンブリッジ大学研究員、JT生命誌研究館主任研究員を経て、2001年京都大学人文科学研究所助教授。2004年4月より大学院生命科学研究科併任。専攻は現代科学史・科学コミュニケーション。HUGO(国際ヒトゲノム機構) 倫理委員会委員。

加藤和人
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