ゲノムひろば2006 in 東京

主催:文部科学省科学研究費 特定領域研究ゲノム4領域

後援:東京都教育委員会

ゲノム談議

11月5日(日)13:00〜15:00
丸ビルホール&コンファレンススクエア7F・ホール

ヒトゲノムの完全解読が2003年4月に発表されてから3年が経ち、ゲノム研究は新しい段階に入りました。ヒトについては、多数の人のゲノムを解析し、ゲノムの多様性と病気のなり易さの関係等を調べる研究が進んでいます。300種以上の多様な生物のゲノム解読も終了し、医療・農業をはじめ、生活・環境などの分野で基礎研究から産業応用が進み出しています。このように関連分野が広がりつつあるなかで、社会からの期待、あるいは懸念にはどのようのものがあるのでしょうか。一言で語ることが難しくなったゲノム研究を、どのように社会に伝え、議論するのがいいのでしょうか。その際のメディアの役割は?

「ゲノム談議」では、気鋭のオピニオンリーダーをゲストに迎え、最前線に立つ研究者を交えて、ゲノム研究の時代的意義・社会的課題について自由闊達に語り合います。(加藤 和人)

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パネリスト・プロフィール

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尾関 章(朝日新聞東京本社 科学医療部 部長)

東京生まれ。早大大学院修士課程修了(専門は物理)。1977年朝日新聞社に入り、科学部員、ヨーロッパ総局員、大阪本社科学医療部長などを経て2004 年から現職。現在、編集局長補佐も兼ねる。著書に『量子論の宿題は解けるか』(講談社ブルーバックス)。「脱啓蒙」の科学報道をめざす。

尾関
松原 洋子(立命館大学 大学院先端総合学術研究科 教授)

1998年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了(博士・学術)。
2003年より現職。専攻は、生物学史・医学史。著書に『優生学と人間社会』(講談社現代新書、共著)、『生命の臨界』(人文書院、共著)他。

松原
森 郁恵(名古屋大学 大学院理学研究科 教授)

1988年ワシントン大学博士課程修了、Ph.D. 1989年九州大学理学部助手、98年名古屋大学大学院理学研究科(生命理学専攻)助教授、2004年同教授。1996年〜1999年科学技術振興機構さきがけ研究21研究員兼任。1996年日本遺伝学会奨励賞受賞。本年猿橋賞受賞。

森
辻 省次(東京大学 大学院医学系研究科 教授)

医学部を卒業以来、一貫して神経内科の診療を基盤に神経難病の克服に向けた研究を展開。1980年代に大きく発展した分子遺伝学的研究手法を用いて、神経難病の病因の解明、そして、治療法の確立を目指している。

辻

進行

加藤 和人(京都大学 人文科学研究所/大学院生命科学研究科 助教授)

1961年京都生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。
ケンブリッジ大学研究員、JT生命誌研究館主任研究員を経て、2001年京都大学人文科学研究所助教授。2004年4月より大学院生命科学研究科兼任。専攻は現代科学史・科学コミュニケーション。HUGO(国際ヒトゲノム機構)倫理委員会委員。

加藤和人
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