先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム

[先進ゲノム支援成果公開] 1つの遺伝子から機能の異なるタンパク質を生じる普遍的な仕組みを解明

2016年度新学術領域研究「先進ゲノム支援」においてゲノム解析支援を行いました九州大学大学院農学研究院 松下智直准教授、牛島智一特任助教らの研究グループは、九州工業大学情報工学部 花田耕介准教授らの研究グループ等との共同研究により、転写開始点のコントロールが、転写や翻訳と並んで、真核生物の遺伝子発現制御における新しい普遍的なステップとして、タンパク質の種類の増加に少なからず寄与することを、世界に先駆けて示しました。その研究成果がCell誌2017年11月9日号に掲載され(*)、プレスリリースされました。詳しくは以下の研究紹介記事をご参照ください。

九州大学:(http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/195

*:Ushijima T, Hanada K, Gotoh E, Yamori W, Kodama Y, Tanaka H, Kusano M, Fukushima A, Tokizawa M, Yamamoto YY, Tada Y, Suzuki Y, and *Matsushita T (2017) Light controls protein localization through phytochrome-mediated alternative promoter selection. Cell, 171, 1316-1325. DOI: https://doi.org/10.1016/j.cell.2017.10.018