2020年度第1回公募の支援課題一覧を公開しました。
2020年度第1回の支援公募に対して220件の応募があり、審査委員会での審査により支援キャパシティに基づき以下の101件の支援課題が決まりました。申請者名の五十音順で並べてあり、所属機関名は支援申請時点のものです。「科研費種別」「科研費研究課題名」は支援申請のもととなる科研費課題を示します。「支援技術項目」は各課題で行う支援技術を示します(以下参照)。なお情報解析のみの支援もあり、これは末尾に示しました。
情報解析のみの支援(配列解析パイプライン整備、ゲノムアノテーション支援等)
A) 新規ゲノム配列決定(ヒト以外の動物、植物、微生物、細菌)
B) 変異解析(体細胞変異、ハプロタイプ決定、SNP、CNV等)
C) 修飾解析(エピゲノム、RNA修飾、染色体構造、結合タンパク質)
D) RNA解析(コピー数、安定性、RNA編集、スプライシング、lncRNA等)
E) メタ・環境・ホロゲノム解析(DNA、RNA、1細胞)
F) 超高感度解析(1細胞、1分子、経時解析)
氏 名 | 所 属 | 科研費種別 | 科研費研究課題名 | 支援技術項目 |
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荒井 緑 | 慶応義塾大学 | 基盤研究(B) | 幹細胞制御を目指した天然物基盤生死の天秤シグナルモジュレーターの創成 | D |
飯塚 怜 | 東京大学 | 基盤研究(C) | 液滴の変形能を利用した微生物スクリーニングによるバイオマス分解酵素遺伝子の取得 | A |
井口 純 | 宮崎大学 | 基盤研究(C) | 新興する鶏病原性大腸菌の流行調査とゲノム情報を利用した特徴解析 | A |
猪阪 善隆 | 大阪大学 | 挑戦的研究(萌芽) | シングルセルRNA-sequenceを用いた腎疾患発症・進展メカニズムの解明 | F |
井鷺 裕司 | 京都大学 | 基盤研究(B) | ゲノムに残されたデモグラフィー情報の比較解析で探る生物多様性の環境変動応答 | A |
石井 秀始 | 大阪大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 細胞外小胞のRNAメチル化計測によるがんバイオマーカーの最高性能化と実用化 | B |
石丸 恵 | 近畿大学 | 基盤研究(C) | 果実軟化に関与するエクスパンシンの機能解明と分子構造研究 | D |
今吉 格 | 京都大学 | 基盤研究(B) | 遺伝子発現の光操作技術を用いた神経幹細胞の制御機構の解析 | D |
宇原 久 | 札幌医科大学 | 基盤研究(C) | 1細胞遺伝子発現解析によるメラノーマ細胞の増殖及び免疫関連分子間の関係性の解明 | B |
榮村 奈緒子 | 鹿児島大学 | 若手研究 | 種子散布に関する果実形態の進化プロセスの解明 | B |
遠藤 悠 | 東京大学 | 若手研究 | 昆虫イオノトロピック受容体ファミリーによって仲介される味覚シグナルの解明 | F |
王 丹 | 京都大学 | 新学術領域研究(公募) | 環境適応能力とRNAメチル化修飾制御の個体差の関連性 -RNA修飾からの個性理解 | D |
大我 政敏 | 山梨大学 | 若手研究 | 生きたまま胚を解析する新技術zFRAPによるROSI胚の低産仔率の原因究明と改善 | C |
大河原 美静 | 名古屋大学 | 基盤研究(C) | 神経筋接合部における細胞外分泌因子の同定 | F |
大杉 美穂 | 東京大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 核内DNA密度に着目した哺乳動物一倍体細胞の効率的作出 | D,F |
太田 耕平 | 九州大学 | 基盤研究(B) | 1細胞解析系と性転換モデルによる魚類生殖腺の性的可塑性に関する分子機構の解明 | A |
大林 翼 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | 特別研究員奨励費 | 昆虫・植物・土壌環境下におけるバークホルデリア属細菌の定着機構の解明 | A |
岡崎 友輔 | 産業技術総合研究所 | 特別研究員奨励費 | 環境ゲノム情報から紐解く大水深淡水湖の「細菌-ウイルス-真核微生物」生態系 | E |
岡田 由紀 | 東京大学 | 新学術領域研究(公募) | シングルセル解析によるヒト精子エピゲノムプロフィール多様性の検討 | C,F |
岡本 昌憲 | 宇都宮大学 | 若手研究(A) | 化学遺伝学的手法によるアブシジン酸シグナル伝達機構の解明 | D |
小野 道之 | 筑波大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 液胞のパレット化による新規の花色改変法の開発 | A |
小野寺 康之 | 北海道大学 | 基盤研究(C) | ホウレンソウにおける雄性化/雌性化抑制の分子機構解明 | B |
角井 宏行 | 新潟大学 | 基盤研究(C) | 花粉数を制御する遺伝子ネットワークの解明と作物への応用 | B |
梶田 忠 | 琉球大学 | 基盤研究(A) | マングローブ林保全のためのグローバル景観ゲノミクス | A |
鹿島 誠 | 青山学院大学 | 若手研究 | 成体全能性幹細胞制御に重要な核局在型PIWI-piRNAの標的遺伝子の同定 | A |
桂 有加子 | 京都大学 | 若手研究 | 性染色体ターンオーバーの集団遺伝学モデルの構築とその分子進化機構の解明 | D |
河岡 慎平 | 京都大学 | 若手研究 | がん悪液質を制御する宿主遺伝子の機能解析に基づく新しいがん悪液質治療法の開発 | F |
貴島 祐治 | 北海道大学 | 基盤研究(A) | イネ小胞子に潜在する個体分化能と倍数化能を活用した育種基盤の新構築 | B |
岸村 栄毅 | 北海道大学 | 基盤研究(C) | パエニバチルス酵素による紅藻ダルス・キシロオリゴ糖の調製とその腸内菌叢改善作用 | A |
北川 大樹 | 東京大学 | 基盤研究(S) | 多様な紡錘体形成マシナリーの統合的解析と次世代型分裂期阻害剤の創成 | D |
北野 健 | 熊本大学 | 基盤研究(B) | 環境依存的性決定の分子機構の解明とその応用 | C |
倉田 祥一朗 | 東北大学 | 基盤研究(B) | ショウジョウバエ新規自然免疫受容体Gyc76Cによる液性応答と細胞性応答の制御 | B |
栗原 裕基 | 東京大学 | 基盤研究(A) | 多種細胞連環に基づく冠循環系の発生・進化・病態・再生の統合的理解 | F |
小林 一三 | 法政大学 | 挑戦的研究(萌芽) | ピロリ菌の塩基切り出し型制限酵素は胃がんの原因か? | B |
小松 健 | 東京農工大学 | 基盤研究(C) | パンデミックウイルスのゆりかご:多年生野草から農作物へのホストジャンプ機構の解明 | E |
酒井 晶子 | 新潟大学 | 基盤研究(C) | 臨界期可塑性におけるコヒーシンを介したクロマチン構造制御のメカニズム | C |
酒井 達也 | 新潟大学 | 挑戦的研究(萌芽) | オーキシン不均等勾配非依存的な光屈性誘導機構の分子遺伝学的解析 | D |
笹井 紀明 | 奈良先端科学技術大学院大学 | 新学術領域研究(公募) | 種特異的な発生時計が制御する器官サイズとパターン保存性のメカニズムの解析 | B,C |
澤本 和延 | 名古屋市立大学 | 基盤研究(A) | 生後脳における新生ニューロンの移動・分化機構とその操作技術 | F |
柴 知史 | 国立がん研究センター | 若手研究 | 膵がん患者の腸内細菌叢の解明と治療応用への基盤的研究 | E |
清水 光弘 | 明星大学 | 基盤研究(C) | HMGBタンパク質とヒストンとのインタープレイによるクロマチン動態制御機構 | C |
新谷 政己 | 静岡大学 | 新学術領域研究(計画) | 微生物間相互作用が解き明かすポストコッホ微生物機能 | A |
新冨 圭史 | 理化学研究所 | 基盤研究(B) | 発展型再構成系を用いた分裂期染色体構築メカニズムの解析 | C |
杉野 繁一 | 東北大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 嘔吐するモデル動物スンクスの戻し交配で解明するPONVの遺伝学的機序 | F |
杉山 真言 | 北里大学 | 若手研究 | 組織透明化技術を用いたマウス着床機構の解明 | D |
鈴木 敦 | 横浜国立大学 | 若手研究(A) | 始原生殖細胞の発生を制御するRNA分子機構とその破綻による腫瘍発生のメカニズム | F |
曽田 貞滋 | 京都大学 | 挑戦的研究(開拓) | 周期ゼミの羽化年決定機構と周期分化のゲノム基盤 | A |
田尾 龍太郎 | 京都大学 | 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) | ゲノム科学と認知科学の融合による消費者指向型高品質ブルーベリー育種の基盤整備 | F |
高橋 文 | 首都大学東京 | 基盤研究(B) | 産卵基質への適応が引き起こす種分化の遺伝的基盤の解析 | B |
高橋 秀尚 | 横浜市立大学 | 挑戦的研究(萌芽) | メディエーター複合体による液相形成とその転写制御機構の解明 | C,D |
竹内(柴田) 潤子 | 明治大学 | 若手研究(B)(1つの細目) | B型肝炎ウイルスのcell-to-cell感染機構と意義の解明 | F |
竹花 佑介 | 長浜バイオ大学 | 基盤研究(B) | XY型からZW型への性決定システムの進化 | A |
谷岡 真樹 | 国立がん研究センター | 若手研究 | 乳癌組織全エクソン解析データに基づく相同組み換え修復機能の新規測定モデル開発 | B |
都筑 正行 | 東京大学 | 研究活動スタート支援 | 植物Pol VのゲノムワイドなノンコーディングRNA転写メカニズムの解明 | C,D |
戸田 絵梨香 | 東京都立大学 | 特別研究員奨励費 | 父性アリル依存的に発現する転写因子群によるイネ受精卵の発生制御機構 | F |
中釜 悠 | 大阪市立大学 | 研究活動スタート支援 | 乳酸を基軸とした心臓エネルギー代謝可塑性の理解 | D |
永田 晋治 | 東京大学 | 基盤研究(B) | 雑食性昆虫における栄養分選好性行動の代謝系および内分泌系による調節機構の解明 | F |
夏目 豊彰 | 国立遺伝学研究所 | 基盤研究(C) | ヒトSMC5/6複合体の網羅的アンバイアス解析:オーキシンデグロン法を中心に | C |
新倉 綾 | 国立感染症研究所 | 基盤研究(C) | 我が国のヒトバベシア症病原体における多様性の解明 | A,D |
西塚 哲 | 岩手医科大学 | 基盤研究(C) | Circulating tumor DNA検査の臨床導入における課題点の克服 | B |
畠山 淳 | 熊本大学 | 新学術領域研究(公募) | 種特異的な「神経幹細胞の増殖期」の時計制御のしくみ | D |
浜口 知成 | 名古屋大学 | 若手研究 | m7GTP capを介した新規翻訳制御機構の解明 | D |
尾藤 晴彦 | 東京大学 | 新学術領域研究(計画) | 記憶・情動における多領野間脳情報動態の光学的計測と制御 | F |
桧山 武史 | 岡山大学 | 基盤研究(A) | 口渇感と塩欲求制御の包括的研究 | F |
平瀬 祥太朗 | 東京大学 | 基盤研究(B) | 交雑起源の新規集団のゲノム進化に関する包括的研究 | A |
平田 普三 | 青山学院大学 | 基盤研究(B) | 触覚受容に関わる分子の探索と再構成 | D |
藤田 幸 | 大阪大学 | 新学術領域研究(公募) | 細胞外環境との連携による染色体高次構造の変動を介した脳発生の制御 | C |
藤谷 拓嗣 | 中央大学 | 若手研究 | 培養技術とゲノム解析で紐解く硝化界のダークマター「完全アンモニア酸化細菌」 | E |
藤本 明洋 | 東京大学 | 基盤研究(B) | 長鎖シークエンス技術を用いた肝癌の転写異常の包括的解析 | B |
藤原 智子 | 大阪大学 | 基盤研究(B) | 大腸がんを指標とした組織幹細胞でのゲノム変異解析系の確立 | F |
星野 温 | 京都府立医科大学 | 基盤研究(B) | ミトコンドリア機能制御の基盤となるミトコンドリアー核ネットワークの包括的解明 | F |
星野 敦 | 基礎生物学研究所 | 基盤研究(C) | トランスポゾンによる植物のエピゲノムと遺伝子発現の制御 | C |
細野 耕平 | 東京工業大学 | 特別研究員奨励費 | イオンセンサーフィッシュの開発およびそれを用いた新規イオン代謝制御因子の機能解析 | D |
堀江 健生 | 筑波大学 | 基盤研究(B) | 単一細胞トランスクリプトームによる異なる神経サブタイプを生み出す分子機構の解明 | F |
本間 耕平 | 慶應義塾大学 | 基盤研究(C) | レポーターノックイン疾患iPS細胞を用いた網膜色素変性の薬剤スクリーニング | D |
増田 誠司 | 京都大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 活性フラボノイドによる選択的mRNAスプライシング制御の分子機構解明と応用展開 | D |
町田 千代子 | 中部大学 | 基盤研究(C) | 葉の発生分化におけるDNAメチル化と核小体の役割 | C |
松島 綾美 | 九州大学 | 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A)) | 新世代ビスフェノールによる新規な肥満誘導メカニズムの解明 | C,D |
松瀬 美智子 | 長崎大学 | 基盤研究(C) | 増悪する甲状腺乳頭癌を予測できる分子マーカー:さらなる高精度化と細胞診への応用 | D |
松永 幸大 | 東京大学 | 基盤研究(B) | 植物再分化を制御するクロマチン構造変換メカニズムのイメージング解析 | C,D |
三浦 恭子 | 熊本大学 | 基盤研究(B) | 老化耐性・がん化耐性ハダカデバネズミ特異的な個体恒常性維持機構の解明 | A |
水口 千穂 | 東京大学 | 基盤研究(C) | 翻訳後修飾に伴うヒストン様因子の機能変化がプラスミド保持細菌に与える影響の解明 | C |
宮井 尊史 | 東京大学 | 若手研究 | Fuchs角膜内皮変性症のトリプレットリピート伸長が病態に与える影響の解明 | F |
宮本 享 | 京都大学 | 基盤研究(B) | RNF213関連閉塞性血管障害の分子機序解明と新規治療開発 | D |
森田 慎一 | 基礎生物学研究所 | 若手研究 | カブトムシの角形成遺伝子制御ネットワークの解明と角獲得メカニズムの解析 | D |
森本 桂子 | 慶應義塾大学 | 若手研究 | 脳の発生過程における免疫細胞の役割の解明 | F |
谷口 俊介 | 筑波大学 | 基盤研究(C) | 原腸陥入時にトロポニンが担う細胞形態変化の仕組み | F |
矢野 晃一 | 国立遺伝学研究所 | 若手研究 | 一本鎖rDNAを介したコンデンシンの染色体結合機構の解明 | B |
矢野 大和 | 東北大学 | 基盤研究(C) | 有性生殖を介した抗酸菌進化モデルの実験と集団ゲノミクスによる検証 | A |
山本 俊至 | 東京女子医科大学 | 基盤研究(C) | 染色体微細構造異常による神経発達障害の成因解明 | B |
湯川 格史 | 広島大学 | 基盤研究(C) | 染色体分配装置構築の分子機構解明と次世代創薬への応用 | D |
吉浦 孝一郎 | 長崎大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 放射線被ばくによる構造異常発生率の推定法開発 | B |
吉田 純子 | 奈良県立医科大学 | 若手研究 | マウスES細胞の神経分化抵抗性に関与する新規遺伝子の機能解析 | F |
吉原 静恵 | 大阪府立大学 | 挑戦的研究(萌芽) | ナノZnO粒子による光合成生物の葉緑体増殖現象の解析とCO2固定プロセスの創出 | D |
和多 和宏 | 北海道大学 | 新学術領域研究(公募) | 発声学習バイアスの個体差形成に関わる脳内遺伝子発現メカニズムの解明 | B,D,F |
情報解析のみの支援(配列解析パイプライン整備、ゲノムアノテーション支援等)
氏 名 | 所 属 | 科研費種別 | 科研費研究課題名 | 支援技術項目 |
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小西 裕之 | 愛知医科大学 | 基盤研究(C) | CRISPR-Cas9 nickaseによるDNA二重鎖切断を伴わないゲノム編集 | 情報解析支援 |
斉藤 延人 | 東京大学 | 基盤研究(B) | Precision Neurosurgery実現のための基盤的遺伝子解析研究 | 情報解析支援 |
永田 健一 | 名古屋大学 | 若手研究 | ECEL1/DINE遺伝子変異による先天性関節拘縮症発症メカニズムの解明 | 情報解析支援 |
中塚 貴司 | 静岡大学 | 基盤研究(B) | アブラナ科花きの分子基盤の構築 | 情報解析支援 |
柳谷 朗子 | 沖縄科学技術大学院大学 | 基盤研究(C) | 膵β細胞でのグルコース応答性インスリン分泌における転写後調節の分子機構の解析 | 情報解析支援 |
渡邉 幹夫 | 大阪大学 | 基盤研究(B) | 双生児のエピゲノム情報と臨床検査値に基づいた、生活習慣病に影響する環境因子の解明 | 情報解析支援 |