2021年度第1回公募の支援課題一覧を公開しました。
2021年度第1回支援公募に対して179件の応募があり、審査委員会での審査により支援キャパシティに基づき以下の97件の支援課題が決まりました。申請者名の五十音順で並べてあり、所属機関名は支援申請時点のものです。「科研費種別」「科研費研究課題名」は支援申請のもととなる科研費課題を示します。「支援技術項目」は各課題で行う支援技術を示します(以下参照)。なお情報解析のみの支援もあり、これは末尾に示しました。
情報解析のみの支援(配列解析パイプライン整備、ゲノムアノテーション支援等)
A) 新規ゲノム配列決定(ヒト以外の動物、植物、微生物、細菌)
B) 変異解析(体細胞変異、ハプロタイプ決定、SNP、CNV等)
C) 修飾解析(エピゲノム、RNA修飾、染色体構造、結合タンパク質)
D) RNA解析(コピー数、安定性、RNA編集、スプライシング、lncRNA等)
E) メタ・環境・ホロゲノム解析(DNA、RNA、1細胞)
F) 超高感度解析(1細胞、1分子、経時解析)
氏 名 | 所 属 | 科研費種別 | 科研費研究課題名 | 支援技術項目 |
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浅岡 洋一 | 山口大学 | 新学術領域研究(公募) | 強靭な3次元臓器構築に不可欠なメカノホメオスターシスの基本原理の解明 | F |
淺原 弘嗣 | 東京医科歯科大学 | 基盤研究(S) | 関節組織を繋ぐ要:腱・靱帯ホメオスタシスの分子メカニズムの解明 | F |
有村 奈利子 | 国立精神・神経医療研究センター | 基盤研究(C) | 中脳をモデル系とした新規神経細胞発生及び移動様式の解明 | F |
五十嵐 和彦 | 東北大学 | 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) | がん細胞のBACH1依存性を活用した新規治療戦略の開発 | C |
生田 かよ | 協同乳業株式会社 | 若手研究 | 腸管腔内ポリアミンのインスリン分泌機序の解明 糖尿病予防へのアプローチを目指して | F |
石澤 秀紘 | 静岡大学 | 特別研究員奨励費 | 合成生態学による水生植物-微生物共生系の理解と環境技術への応用 | D |
石田 綾 | 慶應義塾大学 | 基盤研究(B) | 外界刺激へ応答するCblnファミリーを介した脳回路制御機構 | D |
伊藤 照悟 | 京都大学 | 基盤研究(C) | ウキクサ植物によるデンプン生産性向上のための有用株選抜と休眠制御技術の開発 | A |
伊藤 将 | 大阪大学 | 若手研究 | 減数分裂期交叉型組換えの選択機構の解明 | C |
井上 大地 | 神戸医療産業都市推進機構 | 基盤研究(B) | 新規SWI/SNF複合体の機能喪失に基づくMDS発症機構の解明と治療応用 | C,F |
伊福 健太郎 | 京都大学 | 基盤研究(B) | 実用モデル珪藻の光環境応答・適応機構の最適化 | A |
江本 拓央 | 神戸大学 | 若手研究 | 骨髄をターゲットとした新たな動脈硬化予防法の開発 | F |
大森 優子 | 東北大学 | 若手研究 | 膵臓のKRAS変異バリエーションと癌抑制遺伝子異常による膵がん発生リスク予測 | D |
岡田 寛之 | 東京大学大学院 | 研究活動スタート支援 | 1細胞レベルかつ3次元遺伝子構造解析で解き明かす破骨細胞の新たな分化メカニズム | F |
岡本 卓 | 京都大学 | 基盤研究(B) | 系外資源流入と栄養カスケードが促進する島嶼生態系構成種の適応進化 | A,B |
尾之内 均 | 北海道大学 | 基盤研究(B) | 上流ORFが関与する細胞環境感知機構の解明とゲノム育種への応用 | D |
小野口(水谷) 玲菜 | 東京大学 | 若手研究 | 熱ストレス下における非コードRNA,MALAT1の生理的意義と機能ドメインの解明 | C,D |
角谷 徹仁 | 東京大学 | 基盤研究(A) | 抑制と抗抑制によるエピゲノム分化機構の解明と操作 | B |
勝村 啓史 | 北里大学 | 若手研究 | 遺伝的多様性とエピジェネティック多様性の相互補償性の検証 | B |
桂 有加子 | 京都大学 | 若手研究 | 性染色体ターンオーバーの集団遺伝学モデルの構築とその分子進化機構の解明 | D |
加藤 隆弘 | 九州大学 | 基盤研究(A) | 患者由来直接誘導ニューロン・グリア細胞による精神神経疾患の病態解明:橋渡し研究 | D |
鐘巻 将人 | 国立遺伝学研究所 | 新学術領域研究(公募) | 非ゲノム情報による複製開始点制御の解明 | C |
神谷 厚範 | 岡山大学 | 基盤研究(A) | システム自律神経制御によるがんと高血圧の神経医療の開発 | F |
神田 輝 | 東北医科薬科大学 | 基盤研究(C) | EBウイルス陽性胃がんの術前診断法確立と病因ウイルス株解明 | A |
久保 健雄 | 東京大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 無尾両生類(ツメガエル)の器官再生能を規定する分子的要因に関する研究 | F |
工樂 樹洋 | 理化学研究所 | 基盤研究(B) | Hoxクラスターの大域的制御について残された謎に分子進化とエピゲノムから迫る | A |
倉田 祥一朗 | 東北大学 | 基盤研究(B) | ショウジョウバエ新規自然免疫受容体Gyc76Cによる液性応答と細胞性応答の制御 | B,D |
栗原 裕基 | 東京大学 | 基盤研究(A) | 多種細胞連環に基づく冠循環系の発生・進化・病態・再生の統合的理解 | F |
黒柳 秀人 | 東京医科歯科大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 拡張型心筋症で変異が見られるスプライシング制御因子RBM20の機能の解明 | B,D |
高地 雄太 | 東京医科歯科大学 | 基盤研究(B) | 免疫細胞におけるsplicing QTLを介した自己免疫疾患病因メカニズムの解明 | B |
肥塚 崇男 | 山口大学 | 基盤研究(C) | ナス科植物における花香の生成放散機構の解明 | D |
五島 剛太 | 名古屋大学 | 新学術領域研究(計画) | 植物幹細胞の新生・維持に必要な非対称分裂機構の解明 | A |
後藤 彩子 | 甲南大学 | 基盤研究(C) | 女王アリの長期間の精子貯蔵に関わる受精嚢内微小環境の解析 | A |
小西 博之 | 名古屋大学 | 基盤研究(C) | 末梢神経系に存在するマクロファージの起源と機能の解明 | F |
近藤 豊 | 名古屋大学 | 基盤研究(B) | がん細胞のDNA複製ストレスを調節する長鎖非翻訳RNAの機能解明とその標的化 | F |
坂井 晃 | 福島県立医科大学 | 基盤研究(C) | 多発性骨髄腫細胞の起源となる異常Bリンパ球はどのような機序で生じるか | F |
佐竹 渉 | 東京大学 | 基盤研究(B) | パーキンソン病の包括的ゲノム解析による遺伝背景解明と応用 | B |
佐藤 圭一郎 | 北海道大学 | 特別研究員奨励費 | 活動依存的かつ出力特異的な新規細胞標識法の 確立と適切な社会性行動の脳内機構解明 | D |
篠原 彰 | 大阪大学 | 基盤研究(A) | RAD51/DMC1-DNA複合体の動的変化による組換え反応制御のメカニズム | C |
杉山 大介 | 名古屋大学 | 若手研究 | TRPV1シグナル活性化による新規がん免疫応答メカニズムの解明 | F |
須崎 大地 | 横浜市立大学 | 若手研究 | 雌性配偶体の細胞運命決定機構の解明 | F |
鈴木 彰子 | 岩手医科大学 | 若手研究 | 次世代シーケンサーとデジタルPCRを用いた、肝細胞癌治療モニタリング法の開発 | B |
鈴木 秀文 | 横浜市立大学 | 若手研究 | MED26-核内構造体相互作用によるヒストン遺伝子転写の時空間的制御機構の解明 | C,D |
清宮 啓之 | がん研究会 | 基盤研究(B) | タンキラーゼ特異的ポリADPリボシル化を標的としたがん治療戦略の最適化 | F |
高田 健太郎 | 北里大学 | 新学術領域研究(計画) | カイメン―共生微生物間化学コミュニケーションの解析と有用共生微生物の可培養化 | E |
髙山 浩司 | 京都大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 水平伝播遺伝子から探る根寄生植物の宿主特異性の進化 | A |
武田 直也 | 関西学院大学 | 基盤研究(C) | カルシウム振動がコードする共生シグナル情報の解読 | D |
田中 元雅 | 理化学研究所 | 基盤研究(A) | 再構成系を用いたアミロイド伝播の統合的理解 | D |
千葉 由佳子 | 北海道大学 | 挑戦的研究(萌芽) | 上流uORFによる新規の時間依存的な翻訳制御 | D |
寺内 良平 | 京都大学 | 基盤研究(S) | イネNLR抵抗性遺伝子の機能と進化の解明 | A |
寺西 裕 | 東京大学 | 若手研究 | 神経線維腫症2型(NF2)における遺伝子診断法の確立 | B |
徳元 俊伸 | 静岡大学 | 基盤研究(C) | ステロイド膜受容体の機能解析を中心とした卵成熟・排卵誘導機構の解明 | A |
富澤 信一 | 横浜市立大学 | 基盤研究(C) | エピゲノム不妊発症の分化機構解析 | C,D,F |
長崎 真治 | 京都大学 | 特別研究員奨励費 | 近赤外光と青色光を用いた新規遺伝子発現の光操作技術の開発 と神経発生・再生への応用 | D |
中嶋 悠一朗 | 東北大学 | 新学術領域研究(計画) | ショウジョウバエを用いた細胞ダイバーシティーの個体レベルでの解析と検証 | F |
永田 晋治 | 東京大学 | 基盤研究(B) | 雑食性昆虫における栄養分選好性行動の代謝系および内分泌系による調節機構の解明 | F |
西村 浩平 | 名古屋大学 | 基盤研究(C) | 三次元ゲノム構造解析による核内セントロメア構造分子基盤とその役割の解明 | C |
西山 正章 | 金沢大学 | 新学術領域研究(公募) | ヒト型モデルマウスを用いた自閉症の神経回路の同定と治療への応用 | C,D |
橋本 寿史 | 名古屋大学 | 基盤研究(C) | 新奇細胞種の発生を制御する進化遺伝基盤の解明 | D |
濱村 奈津子 | 九州大学 | 基盤研究(B) | 鉱山廃棄物の持続的な安定化に向けた有害金属の微生物ー鉱物相互作用の解明 | D,E |
檜山 武史 | 岡山大学 | 基盤研究(A) | 口渇感と塩欲求制御の包括的研究 | F |
平松 千尋 | 九州大学 | 基盤研究(B) | 色の感覚意識体験に関連する神経表現の共通性と多様性 | B,C |
廣田 圭司 | 京都大学 | 基盤研究(A) | 炎症性Th17細胞の制御機構と組織炎症の分子基盤 | F |
福本 毅 | 神戸大学 | 若手研究 | エピゲノム制御による小胞体ストレス応答を介する薬剤耐性獲得に着目した新規がん治療 | B |
福世 真樹 | 千葉大学 | 若手研究 | 選択的ピロリ菌除菌治療への基盤創造を目的としたピロリ菌東アジア株の層別化 | B |
古川 誠一 | 筑波大学 | 基盤研究(C) | 非自己成分認識の新機軸―ターゲットサイズによる免疫反応制御機構の解明 | A |
堀江 公仁子 | 埼玉医科大学 | 基盤研究(B) | ホルモン依存性女性がん患者由来培養・移植系における病態特異的代謝機構の解明と応用 | D |
堀江 真史 | 大阪大学 | 若手研究 | 新規マスター転写因子ELF3による肺小細胞癌のサブタイプ化とその臨床的意義の解明 | C |
堀江 良子 | 筑波大学 | 特別研究員奨励費 | 単一細胞トランスクリプトームによる抑制性神経細胞の分化機構の解明 | F |
米田 宏 | 北海道大学 | 新学術領域研究(公募) | 相分離構造体とプロリン異性化の連携機構の解析と可視化ツールの開発 | D |
正井 久雄 | 東京都医学総合研究所 | 基盤研究(A) | グアニン4重鎖/RNA-DNAハイブリッド構造によるDNA複製の正と負の制御機構 | C |
町田 千代子 | 中部大学 | 基盤研究(C) | 葉の発生分化におけるDNAメチル化と核小体の役割 | C |
松尾 洋孝 | 防衛医科大学校 | 基盤研究(A) | 新規尿酸トランスポーターを含む尿酸動態モデルを活用した尿酸降下食品成分の同定 | B |
松崎 文雄 | 理化学研究所 | 基盤研究(A) | 哺乳類の複雑脳形成プログラムの解明 | B |
松永 幸大 | 東京大学 | 基盤研究(B) | 植物再分化を制御するクロマチン構造変換メカニズムのイメージング解析 | C,D |
松前 ひろみ | 東海大学 | 若手研究 | 深在性真菌症のゲノム多様性解析 | D |
松本 啓志 | 川崎医科大学 | 基盤研究(C) | 腸微生物叢と骨格筋マイオスタチン腸筋相関による大腸がん発生機序の解明と予防法 開発 | E |
丸山 隼人 | 北海道大学 | 基盤研究(C) | 菌根形成時のリン獲得経路を制御する分子機構の解明 | D |
三浦 収 | 高知大学 | 基盤研究(C) | 古代湖・琵琶湖おけるカワニナ類の適応放散のメカニズム | A |
水上 裕輔 | 旭川医科大学 | 基盤研究(B) | 発癌素地の多様性と分子遺伝学アプローチに基づく膵癌の早期診断 | D |
宮崎 雅雄 | 岩手大学 | 新学術領域研究(公募) | ネコのマタタビ反応で機能する嗅覚受容体と多幸感に関わる神経回路の同定 | B |
宮本 洋一 | 医薬基盤・健康・栄養研究所 | 基盤研究(C) | Importin-α4欠損による精子の構造異常発症機序解明と形態形成の新機構探索 | C |
村上 龍一 | 東京大学 | 若手研究 | 制御性T細胞に固有の非リンパ組織集積機構の解明 | F |
村瀬 潤 | 名古屋大学 | 基盤研究(B) | 遺伝型・表現型が支配する水稲根圏の微生物食物連鎖構造と機能 | E |
森川 勝太 | 東京大学 | 若手研究 | 先天的防御行動を切り替える神経回路の解明 | F |
森本 桂子 | 慶應義塾大学 | 若手研究 | 免疫グロブリン及び似た分子による脳発生制御機構の解明 | F |
柳谷 朗子 | 沖縄科学技術大学院大学 | 新学術領域研究(公募) | 膵β細胞の恒常性維持に重要なオートファジーの転写後制御の解析 | D |
矢野 憲一 | 熊本大学 | 基盤研究(B) | DNA鎖のねじれ解消に働く酵素Top2がDNA二重鎖切断修復に果たす役割 | C |
山野 隆志 | 京都大学 | 基盤研究(B) | 藻類のCO2濃縮オルガネラを液-液相分離の視点で捉え直す | D |
山本 美紀 | 立教大学 | 基盤研究(C) | 核ラミナの機能に必要な、新しい分子の発見 | B |
渡邊 慶介 | 国立がん研究センター | 若手研究 | T細胞性腫瘍に対するキメラ抗原受容体T細胞療法の開発 | F |
情報解析のみの支援(配列解析パイプライン整備、ゲノムアノテーション支援等)
氏 名 | 所 属 | 科研費種別 | 科研費研究課題名 | 支援技術項目 |
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桑形 恒男 | 農業・食品産業技術総合研究機構 | 基盤研究(B) | 高い光合成能力を持つイネ品種の将来の気候変動下における水利用動態の解明 | 情報解析支援 |
曽我 慶介 | 国立医薬品食品衛生研究所 | 基盤研究(C) | 農作物特異的新規マルチコピーDNAマーカーのバイオインフォマティクス的探索と応用 | 情報解析支援 |
西田 知訓 | 東京大学 | 基盤研究(C) | 生殖ゲノムを守るpiRNAの生合成におけるQinおよびSpn-Eの機能解析 | 情報解析支援 |
藤田 幸 | 大阪大学 | 基盤研究(C) | 中枢神経損傷から修復過程におけるゲノム高次構造の変動 | 情報解析支援 |
松島 綾美 | 九州大学 | 基盤研究(A) | 新世代ビスフェノール胎児期暴露とスーパーエンハンサーから探る低用量効果の分子基盤 | 情報解析支援 |
武藤 淳二 | 科学警察研究所 | 基盤研究(C) | ナノポアシーケンサーを用いた各種法科学的試料の迅速微生物同定法の確立に関する研究 | 情報解析支援 |