2021年度第2回公募の支援課題一覧を公開しました。

2021年度第2回支援公募に対して258件の応募があり、審査委員会での審査により支援キャパシティに基づき以下の116件の支援課題が決まりました。申請者名の五十音順で並べてあり、所属機関名は支援申請時点のものです。「科研費種別」「科研費研究課題名」は支援申請のもととなる科研費課題を示します。「支援技術項目」は各課題で行う支援技術を示します(以下参照)。なお情報解析のみの支援もあり、これは末尾に示しました。

  A) 新規ゲノム配列決定(ヒト以外の動物、植物、微生物、細菌)
  B) 変異解析(体細胞変異、ハプロタイプ決定、SNP、CNV等)
  C) 修飾解析(エピゲノム、RNA修飾、染色体構造、結合タンパク質)
  D) RNA解析(コピー数、安定性、RNA編集、スプライシング、lncRNA等)
  E) メタ・環境・ホロゲノム解析(DNA、RNA、1細胞)
  F) 超高感度解析(1細胞、1分子、経時解析)

氏 名 所 属 科研費種別 科研費研究課題名 支援技術項目
青戸 一司 浜松医科大学 基盤研究(C) 新しい遺伝子改変マウスを用いた脳神経小胞でのV-ATPaseの機能解析 D,F
浅田 修平 東京女子医科大学 若手研究 細胞周期によるヒストン修飾変化を標的とした急性骨髄性白血病に対する新規治療戦略 C
有泉 亨 筑波大学 基盤研究(B) 細胞質雄性不稔性トマトの雄性不稔化と稔性回復の謎を解く C,D
有村 慎一 東京大学 基盤研究(B) 植物ミトコンドリアゲノムへの外来遺伝子導入技術開発と異種CMS移植の検討 B
板橋 耕太 国立がん研究センター研究所 若手研究 腫瘍局所での制御性T細胞の分化機構の解明 F
市原 健介 北海道大学 基盤研究(C) 緑藻スジアオノリ配偶子の微細な性差から解く、細胞間の相互認識と融合の仕組み D
市村 幸一 順天堂大学 基盤研究(B) 網羅的ゲノム解析と生殖細胞発生機構の理解に基づく中枢神経系胚細胞腫発生機序の 解明 B
一色 理乃 早稲田大学 若手研究 Toxinファージデリバリーシステムによる薬剤耐性菌問題の解決 D
伊藤 瑛海 お茶の水女子大学 基盤研究(C) 植物にユニークな膜交通経路は、塩ストレス時になにをどのようにして輸送するのか? D
伊藤 公成 長崎大学大学院 基盤研究(B) Mycスーパーエンハンサーに着目した骨肉腫発症メカニズムの統合的理解 C
伊藤 英之 京都市動物園 若手研究 域内保全に向けたゲノムワイド・エピゲノム解析による希少動物の遺伝管理方法の確立 A
稲垣 毅 群馬大学 基盤研究(B) 代謝環境による統合的エピゲノム制御機構の解明 C
今井 健史 名古屋大学 若手研究 早産減少を目指した新規管理法の検討~生体内水素産生能と免疫細胞Th17の関わり~ F
今吉 格 京都大学 基盤研究(B) 神経幹細胞の光操作を用いた生後脳ニューロン新生の機能的意義の全脳レベルでの解 析 C
岩波 礼将 宇都宮大学 基盤研究(C) 魚類免疫機能の種独自性の解明 F
上田 実 理化学研究所 基盤研究(C) HDACの遺伝的・化学的改変による環境ストレス応答最適化法の開発 C
植松 朗 東京大学 基盤研究(B) 情動反応を抑制する前頭前野マイクロサーキットの解明 F
大石 晃嗣 三重大学 基盤研究(C) リンパ球系起源の樹状細胞ならびにB1B細胞の分化機構と生理的役割の解明 F
岡 正啓 医薬基盤・健康・栄養研究所 基盤研究(B) HOXクラスター上に形成されるCRM1依存的な相分離構造体の実体解明 C
緒方 博之 京都大学 基盤研究(B) 巨大ウイルスが水圏低次生態系で果たす役割の包括的解明 E
岡田 萌子 神戸大学 特別研究員奨励費 コムギ近縁ゲノム種における新規種間雑種生育不全遺伝子の同定と機能解析 C,D
岡田 欣晃 大阪大学 挑戦的研究(萌芽) ダイレクトリプログラミング技術を用いた新しい線維化疾患治療法の開発 C
岡本 康司 国立がん研究センター研究所 基盤研究(B) 空間的遺伝子発現解析による明細胞癌の治療抵抗性ネットワークの解明 F
柿岡 諒 琉球大学 基盤研究(C) メダカ科魚類における同所的種分化の遺伝基盤と浸透交雑による促進 A
風間 裕介 福井県立大学 基盤研究(B) 染色体微細加工で逆位・転座が植物ゲノムに与える影響を見る B,C
梶谷 卓也 福井大学 若手研究 細胞周期と連動したクロマチンダイナミクス制御機構の解明 C
加藤 君子 愛知県医療療育総合センター 基盤研究(C) 新たなアプローチによるX連鎖性疾患に伴うskewed X染色体不活性化機構の解明 B,C,D
加藤 真一郎 名古屋大学 新学術領域研究(公募) 表現型追跡技術が解き明かすがん治療耐性化のシンギュラリティ F
加藤 太陽 島根大学 新学術領域研究(公募) 転写と関連した非従来型ヌクレオソームの細胞内高解像度マッピング C
加藤 裕之 東京大学 若手研究 クロマチン動態に基づいた膵癌の治療層別化・最適化 C
神村 学 農業・食品産業技術総合研究機構 挑戦的研究(萌芽) コガネムシの構造色を生み出す分子メカニズムとその進化様式の解明 A,B
川口 大地 東京大学 基盤研究(C) 自閉症の病態理解に向けた神経幹細胞運命制御メカニズムの解明 F
岸 雄介 東京大学大学院 新学術領域研究(公募) 生体内ニューロン分化における高時間解像度・多階層クロマチンポテンシャルの解析 B
吉川 貴子 東北大学 基盤研究(B) ニューロン新生におけるPax6-FMRPフィードバック制御機構の性差 D
桐田 雄平 京都府立医科大学 研究活動スタート支援 単一細胞遺伝子発現解析を用いたIgA腎症における免疫細胞の役割の網羅的解析 F
楠本 晃子 帯広畜産大学 基盤研究(C) 滑走細菌症のファージ療法の開発ー世界初の魚類ファージ療法の実用化に挑戦ー B
熊谷 尚悟 国立がん研究センター 研究所 特別研究員奨励費 臓器固有微小環境ががん進化・不均一性に与える影響の本態解明 F
倉田 祥一朗 東北大学 基盤研究(B) ショウジョウバエ新規自然免疫受容体Gyc76Cによる液性応答と細胞性応答の制御 B,D
小泉 逸郎 北海道大学 基盤研究(B) メタ個体群ゲノミクス:大規模長期データによる個体群動態論と集団ゲノム学の統合 D
河野 暢明 慶應義塾大学 基盤研究(B) 多彩な物性を実現するクモ糸生合成機構の全容解明 A,F
小林 由佳 京都大学 基盤研究(C) ヒト型人工リンパ組織の開発と腫瘍への免疫療法の応用 F
今野 雅允 東京理科大学 基盤研究(C) RNA修飾によるがん悪性化機構の解明 D,F
齋藤 祥二 新潟大学 若手研究 KRAS遺伝子変異を有する脳動静脈奇形の病態解明と分子標的治療の確立 F
齋藤 琢 東京大学医学部附属病院 基盤研究(B) 滑膜のメカノバイオロジーから紐解く関節の恒常性維持機構 F
笹沼 博之 東京都医学総合研究所 基盤研究(B) 放射線等で生じたゲノム切断の切断端に付く付加体を除去するユビキチン経路の解明 C,D
佐藤 敦子 お茶の水女子大学 基盤研究(C) 発生緩衝と進化可能性における、生態系解析法を活用した新規システム的解釈 F
佐藤 卓 東京医科歯科大学 基盤研究(B) 自己免疫病発症をもたらす幹細胞―ニッチ相互作用変容の解明 F
佐藤 拓哉 神戸大学 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 景観構造が創発する生活史多様性とそれがもたらす集団動態の安定化機構の解明 A
澁田 未央 山形大学 若手研究 高温応答遺伝子領域と転写活性の高い核内領域の解析から熱記憶構築機構の解明を目指す C
嶋田 透 学習院大学 基盤研究(B) 昆虫のトリプトファン代謝酵素遺伝子の喪失と細菌からの再獲得-生物的意義と産業応用 A
白澤 健太 かずさDNA研究所 基盤研究(B) キクをモデルとした転写制御情報に基づく高次倍数体の高精度遺伝解析手法の開発 A
杉山 誉人 筑波大学 特別研究員奨励費 タンパク質合成速度の調節による遺伝性皮膚疾患発症の分子基盤とその治療法の確立 D
鈴木 賢一 基礎生物学研究所 基盤研究(B) 高い器官再生能力を持つ有尾両生類マトリソームの分子実体解明と哺乳類への応用 A
須山 律子 大阪大学大学院 基盤研究(C) マイクロバイオームが制御するショウジョウバエ卵形成の分子機構の解明 F
関 光 大阪大学大学院 基盤研究(B) 転写因子を足がかりとするマメ科トリテルペノイドの生理学的意義解明に向けた研究 B,C
曽田 貞滋 京都大学 挑戦的研究(開拓) 周期ゼミの羽化年決定機構と周期分化のゲノム基盤 B
髙島 誠司 信州大学 基盤研究(B) 精巣糖脂質セミノリピッドの役割解明とその応用 -合胞体と血液精巣関門の形成制御- B
高場 啓之 東京大学 基盤研究(B) 自己免疫寛容を司るT細胞の選別原理の解明 F
高橋 秀尚 横浜市立大学 基盤研究(B) Med26による新規のPol II液滴集積機構の細胞増殖分化における機能解明 C,D
高橋 遥一郎 群馬大学 基盤研究(C) ヒト死後脳single cell 解析による、精神疾患リスク遺伝子発現様態の解明 B
高見 浩数 東京大学 若手研究 中枢神経胚細胞腫に対する免疫療法導入に向けた、腫瘍・腫瘍間質の免疫機構の解析 F
滝沢 直己 微生物化学研究会 基盤研究(C) インフルエンザウイルスRNP二次構造のウイルス増殖における機能解析 D
立花 和則 東京工業大学 挑戦的研究(萌芽) 中枢神経を持たないクラゲの睡眠:「末梢睡眠」についての研究 A,B
田中 淳 京都大学 特別研究員奨励費 予後不良急性骨髄性白血病の病態解明および治療応用 F
田村 宏治 東北大学 新学術領域研究(公募) 魚類の四肢再生における細胞ダイバース過程のin vivo単一細胞解析 F
田村 智彦 横浜市立大学大学院 基盤研究(B) 単核貪食細胞系の生体内分化におけるクロマチン高次構造変化とその意義の解析 C
田守 洋一郎 京都大学 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 新規腫瘍原性ニッチである上皮内在性Tumor Hotspotの構造解析 F
辻 寛之 横浜市立大学 基盤研究(A) 茎頂メリステムにおけるフロリゲンの分子機能解明 A
都筑 正行 東京大学 若手研究 陸上植物に共通したmiR156/529-SPLモジュールの分子メカニズムの解明 C
寺井 洋平 総合研究大学院大学 新学術領域研究(公募) 日本列島への人類の渡来に伴って形成された日本犬ゲノムの多重構成 B
長澤 一衛 東北大学 基盤研究(C) 貝類造血機構の解明を目指したシングルセル解析と遺伝子改変技術の開発 F
中澤 昌美 大阪府立大学 基盤研究(B) バイオ燃料と有用物質の同時生産を目指したユーグレナの複合的バイオリファイナリー化 A
中嶋 秀行 九州大学大学院 若手研究 ミクログリア機能異常と神経発達障害の発症機構の解明 F
中山 潤一 基礎生物学研究所 基盤研究(B) 高次クロマチン構造の確立と維持を制御する分子機構 C
新倉 綾 国立感染症研究所 基盤研究(C) 我が国のヒトバベシア症病原体における多様性の解明 A,D
西岡 将基 順天堂大学 若手研究 気分障害におけるミトコンドリアDNA体細胞変異の一分子単位解析 B
西塚 哲 岩手医科大学 基盤研究(C) 臓器横断的観察研究による再発形式依存性腫瘍由来血中DNA動態の解明 B
西中村 瞳 国立がん研究センター 基盤研究(C) 肺がん局所におけるCD8陽性細胞の疲弊化メカニズムの解明 F
野崎 久義 東京大学 基盤研究(B) 雌雄の性表現転換の初期過程を探る進化生物学的研究 A
畠 星治 東京大学 基盤研究(B) タイムリーな中心体分離による染色体分配の保障機構の解明 B,D
馬場 晶子 農業・食品産業技術総合研究機構 基盤研究(C) 土壌細菌アグロバクテリウム に近縁な耐塩性根粒菌の可能性について A
林 康貴 神戸医療産業都市推進機構 若手研究 間葉系幹細胞の分化異常が引き起こす造血不全の病態解析 F
深田 史美 岡山大学 若手研究 植物サイトカインによる免疫システムの解明 D
深野 祐也 東京大学 基盤研究(B) 人為環境下における植物群集の急速な形質進化と群集への波及効果 A
深町 はるか 昭和大学 基盤研究(C) 腸管粘液由来の糖利用競争力を介したクレブシエラ菌の腸内定着に及ぼす影響の解明 D
深谷 雄志 東京大学 新学術領域研究(公募) 全能性消失時のゲノム構造変化に連動した転写制御機構の解明 C
福田 七穂 新潟大学 基盤研究(C) mRNA翻訳の時空間的な制御が嗅神経細胞の形成や機能に果たす役割の解明 D
福山 朋房 東京大学医科学研究所 基盤研究(C) 正常造血と造血器腫瘍における新規Gタンパク質共役受容体の役割の解明 D
福山 征光 東京大学 基盤研究(C) 脂肪酸がシグナルとして個体成長を促進するメカニズムの解明 B,D
古水 千尋 秋田大学 基盤研究(C) 植物の陸上進出とペプチド性シグナル分子の進化~植物ペプチドホルモンの起源~ D
前田 智也 北海道大学 新学術領域研究(公募) マイクロバイオームの大規模継代培養実験による共生関係の解明 E
牧野 支保 東京工業大学 若手研究 オートファジーによる新たな翻訳制御機構の解明 D
松井 啓隆 熊本大学 基盤研究(C) RNAヘリケース変異がR-loopの蓄積を招き造血器腫瘍を発症させる機序の解明 D
松岡 悠美 大阪大学 基盤研究(B) 新規皮膚メタトランスクリプトーム解析手法による疾患発症予測因子の探索 C
松崎 文雄 理化学研究所 基盤研究(A) 哺乳類の複雑脳形成プログラムの解明 D
松本 光晴 協同乳業株式会社 基盤研究(A) 腸内細菌叢-ホルモン-脳システムをもとにした食品による認知症予防戦略 F
丸山 千秋 東京都医学総合研究所 基盤研究(B) 哺乳類大脳新皮質の発生・進化におけるサブプレートニューロンの機能解明 F
水野 忠快 東京大学 基盤研究(C) 低分化合物を活用した多様かつ比較可能な肝機能障害モデルの樹立 D
宮下 聡 新潟大学 若手研究 Unipolar brush cellsが小脳機能に果たす役割の解明 F
三好 悟一 東京女子医科大学 基盤研究(C) 自閉症モデル動物の発病臨界期を制御する分子機構の解明 F
務台 英樹 国立病院機構東京医療センター 基盤研究(C) 新規難聴原因遺伝子SLC12A2の分子病態解析と治療標的の探索 D
八尾 良司 がん研究会 基盤研究(B) 大腸がんの転移・再発における細胞多様性の役割 F
山口 新平 大阪大学 基盤研究(C) 多能性幹細胞における異なる分化状態の動的維持機構 D
山崎 清志 東京大学大学院 若手研究 植物根における栄養屈性に影響を与える環境及び遺伝要因の探索 D
山嵜 博未 神戸医療産業都市推進機構 基盤研究(C) レドックス制御に基づいた急性骨髄性白血病の治療応用 F
山中 龍也 京都府立医科大学 基盤研究(B) 脳リンパ腫のゲノム・メタボローム情報を基盤とした個別化分子標的療法の開発研究 F
山本 将之 富山大学 基盤研究(C) ゴマ種子におけるリグナン生合成経路の解明 A
湯山 育子 山口大学 基盤研究(B) サンゴ-褐虫藻共生成立・不成立に関わる遺伝子発現ネットワーク 情報の構築 A
吉田 康将 名古屋大学 若手研究 卵巣がん1細胞レベルでのマルチトランスクリプト―ム解析による発がん機構の解明 F
吉見 昭秀 国立がん研究センター 基盤研究(A) スプライシング変異がんの統合的理解と画期的治療法開発 C
ライ アミット RIKEN(The Institute of Physical and Chemical Research) 若手研究 Systems biology approach to unravel biosynthesis and evolution of camptothecin, a potent anti-cancer natural product A,C
渡邉 すぎ子 熊本大学 基盤研究(C) 細胞老化に伴う細胞質クロマチン断片蓄積の分子機構と発がんとの関係解明 B
渡邉 すみ子 東京大学 基盤研究(C) 視細胞変性のオンセットと進展制御に関わる網膜内炎症環境の時空的な解析 F
渡邊 雄一郎 東京大学 基盤研究(C) 栄養成長期から生殖成長期への移行における核ゲノムDNA周辺の動態変化の解析 C

情報解析のみの支援(配列解析パイプライン整備、ゲノムアノテーション支援等)

氏 名 所 属 科研費種別 科研費研究課題名 支援技術項目
今井 啓之 山口大学 若手研究 胚盤胞に由来する3幹細胞系譜を用いたin vitroでの多倍体胚の発生特性解析 情報解析支援
石丸 恵 近畿大学 基盤研究(C) 果実軟化に関与するエクスパンシンの機能解明と分子構造研究 情報解析支援